2008-01-01から1年間の記事一覧

なぜM−1でオードリー春日が噛んだときに笑いが生まれたのか

漫才中に演者が噛んだとき、いままで客の心に生まれてきたものは大半が「あ〜、もったいない」というような気持ちであった。だから、噛むことは許されなかった。 しかし、春日は違った。噛んでからの突っ込みで笑いが生まれるならまだしも、噛んだ瞬間に笑い…

M-12008 NON STYLEの最終決戦でのネタを分析してみる

正直今年のM-1には驚かされた。今まで結果に納得できなかったことはほとんどなかったのだが、今回はちょっとおかしいと思えた。それは、NON STYLEのネタでほとんど笑えなかったからだ。ではそのネタを冷静に一つ一つ分析し、良いところ悪いところを見極め、…

「好きな音楽は?」に対して一般人に引かれずかつ通には「おっ?」と思わせる回答

「好きなアーティストは?」と会話の中で聞かれたときに、「羅針盤とAphex TwinとKlaxonsかな。あ、でもMogwaiも捨て難いし……」とか答えたらこいつが音楽コアファンでもなんでもないときに引かれる恐れがある、しかし、こいつがコアファンだった場合、または…

バカリズムとラーメンズは、むしろ正反対の笑いだ

この両組は、舞台でのコント披露が主であったり、シュールと題されるものであったり、小林と升野が「大喜利猿」というユニットを結成したり、バカリズムのコンビ時代とラーメンズは両方とも「頭脳」と「動き」の二役に分かれていたりと、いろいろとイメージ…

今まで見た全てのネタの中でトップ級のおもしろさだったネタ

バカリズムの「野球官能小説」。すげえおもしろい。ちょっと前までYoutubeにあったんだが、消されたみたい。それアップしてた人、他にもいろいろとかなり質の高い動画をアップしていただけに、残念。こちらはニコニコ動画にて。【ニコニコ動画】野球官能小説…

千原ジュニアが生み出した新しい言葉の使い方、「残念」

芸人、特に質の高い芸人というのは言葉をどう使うかがとても重要になってくる。それは場合によっては小説家やコピーライターといった"いかにも"な職をも超えることさえある。 たとえば松本人志などはその典型である。「ドM、ドS」「ブルーになる」つまらな…

"KY"を生んだ「ゆとり世代」は「ひな壇芸人の世代」である

生まれた年によって経験してきたものというのは大きく違ってくる。たとえば青春時代にバブルを体験してきた世代であったり、学生運動に心身をつぎ込んだ世代、エヴァやテクノロックなどが流行し、サブカルと呼ばれるものたちと多く触れてきた世代、もっとさ…

鳥居みゆき

私は、鳥居みゆきにきちんと正当な評価をするべきだと考えている。はっきり言って鳥居みゆきはこれまでの女芸人、いや、すべての芸人の中でもトップクラスの才能を持っている。 紙芝居ネタの考えつくした上でシンプルになったおもしろさや、かくし芸ネタのシ…

追記

部分部分加筆修正しました。