2010-01-01から1年間の記事一覧

Twitter新アカウント

http://twitter.com/ncat22 お笑い関連、このブログ関連などはこちらで呟きます。 元のアカの方は違うこととかもいろいろやっていきますので物好きな方は見守っていてください。

お笑いと音楽は意味の開放へと向かっている

あらゆる表現への価値の付け方には二種類ある。一つが、どこかの層への人気を基準に価値づけるとする経済的なもの。もう一つが「本質」と名付けたものを基準に価値づける芸術的なもの。前者にはある程度決まった分かりやすい基準がある。だから、幾分考えや…

東京ポッド許可局VSラリー遠田氏、盗作論争の論点まとめ

事件詳細 http://www.voiceblog.jp/tokyo-pod/1261615.html http://owa-writer.com/2010/11/post_23.html http://owa-writer.com/2010/11/2_3.html http://owa-writer.com/2010/11/3_1.html 「まとめ記事はついついわかった気分になって重要なことを見過ごし…

「なぜ日本ではGoogleよりYahoo!のシェアが高かったのか」を自分なりに考えた。

今更だが、なぜ日本ではGoogleよりYahoo!のシェアが高かったのか? - teruyastarはかく語りき http://d.hatena.ne.jp/teruyastar/20101031/1288459532 上記の記事で、非常に面白い現象について書いてある。引用するとこうだ。 Yahoo!がGoogleより人気の日本、…

松本人志のコントMHK、感想

松本人志のコントMHKをみた。 最近記事を更新していないしツイッターに感想書くにも長いしツイッターだとあまりネタバレしてはいけないみたいなのもあるしといろいろと重なってちょうど良いので、久々に感想記事みたいなものを書いてみようと思う。 まず全体…

大喜利での「わざとわかりにくく表現する技法」とマーケティング

テレビやDVD、またはインターネットなどでは、しばしばシンプルに大喜利での対決というものが行われている。それだけでなく、大喜利というのは非常に応用の利くコンテンツであって、例えばラジオのコーナー、雑誌の読者投稿コーナーなどなど、「大喜利」…

「笑いのレベル」の正体と、相対主義

以前、「レベルの高い笑い」鑑賞講座。お笑い観を変える2つのポイントという記事で、いわゆる「レベルの高い」お笑いの鑑賞方法という物について触れた。そして今回はそれと近いが違う話、「レベルの高い『お笑いそのもの』」について考えていこうと思う。 …

紳助に学ぶ、東大合格の19分の1の勉強量で年収5億を稼ぐ方法

東京大学に合格するための必要単語量は、世界史と化学を選択した場合、英語単語の7000、世界史単語の7000、化学単語の5000の、合計19000個くらいであるといわれている*1。それを会得するためには膨大な勉強が必要だ。東大合格者の夏休みの平均勉強時間は1日8…

シュールとはなにか? 本当にシュルレアリスムとは異なるのか?

お笑い語りでよく使われる言葉に「シュール」がある。その語源は芸術用語の「シュルレアリスム」であるが、今となっては語源とは違う意味で使われている。まずは、そのあたりをWikipediaの「シュルレアリスム」の項目を参考に解説する。シュルレアリスムは超…

お笑い自然主義とお笑いロマン主義の融合

「おぎやはぎ」とは何者か | サンキュータツオ教授の優雅な生活 上記の記事は、おぎやはぎを絶賛している記事であり、おぎやはぎのラジオを毎週聴いていて、過去放送分もすべてインターネットの力で聞いた私としては、非常に同意でき、また、非常に内容も面…

バナナマン日村の演技が、なぜ役者の演技をも上回るのか

以前、「笑う女優」という、「芸人のコントをドラマ化する」という番組が放送された。その中で、バナナマンのコントが日村主演、その他の役はほとんど役者というキャスティングでドラマ化された。そのとき、バナナマン日村の演技は、「ある一点で」他の役者…

なぜAV女優があんなにも才能に溢れているかについての考察

ゴッドタンDVDから得た着想その一です。

テレビ東京がゴッドタンのDVDをくれた

数日前、Twitterに、こんなことを書いた。 びっくりするメールが来てた。数日後ブログに書くことと思います。 そしてそのびっくりするメール。それがこちらだ。「テレビ東京ライツ事業部」からのメール。一部引用。 貴殿ブログ「無農薬有機お笑いブログ」に…

千原ジュニアの許せない話と、矢作兼の許せない話の違い

先日、「人志松本の○○な話」の「許せない話」で千原ジュニアが披露した許せない話が、2chなどで批判の的になったという。その内容がこちらだ。 つい先日、ちょっとまあ、ひと悶着、ってわけでもないんですけど、まあ美術館で、まあ……絵を、見てたんですよ。…

笑い飯「鳥人」、松本人志「トカゲのおっさん」は差別の笑いである

お笑いと「差別」は、密接なつながりを持つ。本当に多くの、ほとんどといってもいいくらい多くの笑いで、「差別」は出てくる。もちろん、モロ差別丸出しというわけではなく、差別的なニュアンスが出てくる程度だが。 そんな中で、松本人志「トカゲのおっさん…

掲示板を作りました。

http://ncat2.bbs.fc2.com/ ↑が掲示板です。 コメント欄がない代わりに掲示板を作りました。 書くことに制限は無しです。言論の自由。基本的には感想・意見・要望・反論などになるのかなぁとは思ってますが。僕のことが嫌いなら悪口を書いてもいいです。一つ…

M−1の向かう先と、漫才の「伝統芸能」化

追記。最下部に、この記事に関連する(と思われる)toroneiさんのツイートと、それに対する僕のツイートのURLを貼りました。 『M−1グランプリ』とは何を目的に、何を審査しているのか? こちらは、人の感想を主観的に批判することによって自分の意見を言っ…

「レベルの高い笑い」鑑賞講座。お笑い観を変える2つのポイント。

お笑いファン(の一部)の間では、「あの笑いは世間には分からない」「レベルが高い」のようなことがやり取りされていることがある。ほとんど単なる選民意識だとかそういうものなのだが、そういう妙な部分は置いておいて、彼らが一体なにをもって「レベルが…

笑い飯の「鳥人」が最高のおもしろさだった2つの理由

Mー1で見せた笑い飯の漫才、「鳥人」。島田紳助が100点を出すほどの漫才。あの漫才は、どこが面白かったのか? どこが他の漫才と違ったのか? その辺りについて分析解説していきたいと思う。

「無意味な批評」 が横行しすぎている現在へ警告。年も明けたしいろいろ語る。

M−1を経て、いろいろな感想や批評や争いを見た。で、そこでやっぱり思ったのは、無意味な感想や批評が多すぎるということ。ここで言った「無意味」とは、「僕はこう思った」に対して「私も! だよねだよね!」となることを目的としている感想と批評や、単…